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AIの生成画像をAIに修正してもらう[Chat GPT編]

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当ホームページのメインビジュアルを、もう少し“どうにかしたい”と思いたったのがきっかけでした。

最初に作った画像は悪くないと考えていましたが、「AIが作った感」が強くて、細かい作り込みが不足していて粗が目立っていました。

そこで、これまで掲載していた画像データをChatGPTにアップロードして、より精度上げて仕上げていこうと考えました。


当初の「MURA-LAB」メイン画像

最初に作成した画像

タイプライター風のパソコンのようなものが並ぶ机、壁に輝く“緑のMURA-LAB”のネオン。まあまあ雰囲気も構図も気に入っています。

昭和の時代の香りをイメージして作成したラボ風の部屋です。

ChatGPTの画像生成では、日本語の表記を正確に表現できません。

CANVAで背景を加工して文字をフォントで入れ込んでいます。

全体感としてモノが雑然と散らかっているのは面白いのですが、シャープさのようなものが足りない。

加工後の画像ファイルを、CahtGPTにアップロードして、修正をお願いしてみます。


一回目の修正:エッジと個性の追加

そこでこんなプロンプトから始めてみました。

画像のテーマやモチーフ、構図はそのままで、エッジの効いた表現で描き直して

返ってきたのは、線と影がくっきりしたレトロフューチャーな一枚。なるほど、「エッジ」が立ちすぎました。ただ、以前よりは、文字の表現の精度が上がっています。

想像していたよりずっと大胆な表現で、ちょっと楽しくなってきました。


二回目の修正:透明感を求めて

透明感を意識してよりリアルな表現で書き直して

こう伝えると、ガラスや光の反射、机の質感が生まれ変わりました。

シャープさも加わり、空気が流れ始めました。

でも、全体暗くなったままなのは、どうにかならないだろうか・・・。


三回目の修正:朝7時の光を差し込む

最後に「左から朝日が差し込むように」とお願い。

トーンはOK。時刻を早朝(7:00)に変更して。左から強めの朝日が入り込む照明効果に。

左の光の入り方は、いい雰囲気です。空気感が出ました。

笑ったのは、時計。

朝7時と指定したのに、時計の針は10時。
AIは目覚めが悪いのか、かなりの遅刻です。

時計の文字盤のディテール、左上の謎の円形物体、不思議な形の黒電話(?)など修正が必要なところは多々ありますが、肝要なところだけCANVAで修正します。

今回は、ここまで。


AI絵師との対話とは

AIと画像をつくるのは、完成品を一発で出す作業ではなく、“感覚をすり合わせる対話”なんだと思います。こちらの言葉が変わると、AIの表現も変わる。

そのキャッチボールの中で、気づけば自分の理想の光を一緒に探しているのです。

生成AI画像生成のポイント

感じ方で伝える。
「こう見せたい」より、「こう感じたい」で言葉を選ぶと、AIは表情を変えてくれる。

構図・光・質感を整える。
この3つを軸に、少しずつチューニングしていくと、自分らしい一枚に近づく。

命令よりも、相談を。
「こうして」ではなく「どう思う?」と投げかけると、AIは驚くほど柔らかく応えてくれる。


この朝の「MURA-LAB」は、AIが描いたというより、AIと一緒に見つけた光景なのかもしれません。